2012年5月31日木曜日


「ブログ文章術 米光一成|Excite エキサイト ブックス : 一文を短くって言うけどさ1」が話題になっている。今回のお題は、以下の文の一文を短く書いてみようというものだ。

お皿ひとつひとつに、それぞれ、ハムや卵や、パセリや、キャベツ、ほうれんそう、お台所に残って在るもの一切合切、いろとりどりに、美しく配合させて、手際よく並べて出すのであって、手数は要らず、経済だし、ちっとも、おいしくはないけれども、でも食卓は、ずいぶん賑やかに華麗になって、何だか、たいへん贅沢な御馳走のように見えるのだ。

(太宰治「女生徒」)

 これが実は悪文ではなくて、太宰の引用であることは「小林?:2006.4.5」や「断片部 - 絶望中止+理由消失 - あ、そうだ。ロココ料理にしよう。」などで指摘されている。

 さて、ここで普通に短く書いてみてもおもしろくないので、パスティーシュ(文体模写)で一つのネタをむやみやたらにふくらませてみることにした。

きっこの日記風

 お皿ひとつひとつに、それぞれ、ハムや卵や、パセリや、キャベツ、ほうれんそう、それからまだまだ追加するんだけど、お台所に残ってるもの一切合切、いろとりどりに美しく配合させて、手際よく並べて出すのだ。そうすると、手数は要らないし、経済的だし、だけどちっともおいしくはないので、そのまずさに思わずビックルを飲み干したりしてしまうのだけど、でも食卓はずいぶん賑やかに華麗になって、何だかたいへん贅沢な御馳走のように見えるというワケなのだ。

(※finalventの日記 - ブログ文章術?とはかぶらないようにしてみた)

ESPIO野田風

 皿一つ一つに載せるものは下記の通り。

・ハム
・卵
・パセリ
・キャベツ
・ほうれんそう
・その他台所に残っているもの一切合切

 上記素材を配合するに、色とりどりかつ美しく、手際よく並べて出す必要がある。その結果、同人の主張するところによれば<手数は要らず、経済だし、ちっとも、おいしくはないけれども、でも食卓は、ずいぶん賑やかに華麗になって、何だか、たいへん贅沢な御馳走のように見える>と強弁する。

サイバッチ!風

 とんでもないスキャンダルが発覚した。例によってウラを取っていないが、読者の皆さまには速報をお伝えする。